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 荒川水系渓流保存会 会報 第23号 (2008年)
●荒川水系渓流保存会会報 第23号  編集責任 黒沢和義

採卵、その後          須崎武男

今期はおよそ12万粒を採卵することができました。内訳は、11月1日3年魚1万粒、11月9日2・3年魚8万粒、11月10日予備用のイワナより3万粒となります。採卵時期を1週間早めることで、孵化を数週間早めることができるため、第1回採卵は例年より早めましたが、11月1日では早すぎました。
11月10日の採卵では、20センチほどのイワナも含め、すべてのイワナから、採卵・採精ができました。今回2年魚は30センチ前後の大きさになっていたので、よい卵がとれると思ったのですが、小さい卵しかとれませんでした。どうやら、食べた餌は成長するために使われてしまったのではないかと考えられました。2年魚からの採卵ではよい結果が出せないとと思います。
 第1回検卵を12月7日、第2回検卵を14日に行いました。2・3割が水生菌等により死卵となりました。筒型孵化器は、水生菌の発生はあまりなかったのですが、小さい卵も多かったため、5割ほどが死んでしまいました。ですが、よい卵を使えば、一番よい結果が出たのではないかと思います。
 現在(1月18日)、ほとんどが孵化しています。早めに餌付け準備をし、餌付けに備えたいと思います。


             採卵

       
                採精

    
             筒型孵化器

    
           孵化直後の稚魚
 

入川イワナ調査       深井 聖士

 平成20年6月7・8日、、須崎会長、吉瀬さん、厚目さん、高橋さん、細川さんと私、計6名参加。入川渓谷上流(柳小屋泊)股の沢・真の沢へと調査へ行きました。

 須崎会長より今回の話を頂き、にわか釣師であり、山登りも初めてという条件の私が、正直参加してよいか考えましたが、不安よりも期待の方が勝り、参加させて頂きました。
 入川管理釣場から柳小屋まで約4時間のコース。ペース配分も全く分らず正直初心者にはきついコースでしたが、あの清らかなブナの原生林を見ることで、息を切らしていたことも忘れるほど穏やかな気持ちとなり、滝や湧き水で水分補給をしながら何とか柳小屋に着くことができました。

 その後、股の沢へ4名で遡行。釣るペースもつかめず、たまたま私が先頭で登ったゴルジュでは、登るコースを取り間違えてしまい登るに登れず降りるに降りられなくなり、ウォータースライダーのように滑り落ちてしまい、カメラや携帯が水浸しとなる始末でした。
股の沢の目的ルートへは時間的に難しくなり途中から断崖絶壁のような急斜面を皆で這い上がった、この時ほど「やれば出来る。」と感じたことはありませんでした。 
 山頂から道を探し柳小屋へ戻りました。登山途中・釣り途中のおやつが必需品であることを身をもって知りました。そして皆さんが作るキャンプ食が特別おいしそうに見え、次回チャレンジできたらと思いました。

 2日目は、真の沢に行く予定でしたが、帰りの体力を考えて私は参加を見送りました。初日は私自身秩父イワナに御目にかかれませんでしたが、2日目に、24〜5cmほどのイワナを餌と毛ばりで釣り上げることができました。
 6名とも無事下山し、今回の調査は無事終了しました。
皆さんお疲れ様でした!

 次回機会があれば、今回の経験を生かし参加したいと考えています。お世話になりました。 

     

     沢中は倒木だらけで乗越しに苦労しました

   
    見事な原生林が       焚き火を囲んで親睦会
    イワナを育みます
      が出来ました

       
            参加者全員で記念撮影

第2回秩父イワナ調査    佐藤 淳

日程:平成20年7月19〜20日
参加者:須崎会長、厚目、佐藤
 井戸沢の完全遡行は過去数回計画されましたが、天候不順等により実現されておらず、今年こそはと言う思いがありました。

 今回は天気にも恵まれ、、井戸沢を完全遡行し将監峠に上がり和名倉山経由仁田小屋尾根を下降し大洞橋に戻るルートを1泊2日で行う事が出来ました。
 体力的にもかなりハードで、テン場につく頃にはスタミナが底をついた感じでしたが、夜の焚き火を囲んでの宴会で鋭気を養い、源流部のイワナの生息状況と水源を確認することが出来、充実した調査となりました。
 参加された皆さんお疲れ様でした。

      
         難所を慎重に越え上流に進みます

         
                大滝の雄姿
  

    
      将監峠付近の縦走路に上がって一息



         
        和名倉山に続く稜線。ここを辿ります。
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