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 荒川水系渓流保存会 会報 第22号 (2007年)
●荒川水系渓流保存会会報 第22号  編集責任 黒沢和義

今後の活動について         須崎武男

1.秩父イワナ飼育について
 昨年は、台風の被害により、採卵予定だった3年魚が全滅してし まいました。ですが、1年魚300匹、2年魚100匹ほどは残すこと  ができました。今期はこのイワナから採卵できますので、10万粒 ぐらいは採卵できると思います。1年魚(現2年魚)は、できるだけ 大きくし、採卵に備えたいと思います。
2.秩父イワナ生息調査について
 例年通り、監視活動も兼ねて、秩父イワナ生息調査を実施してい く予定です。今年は大洞川上流を尾根まで登る調査も実施したい と考えています。詳細は、ホームページやメールでお知らせする ことになります。
3.秩父イワナ保護啓発活動について
 秩父漁業協同組合にイワナ保護についての要望や、放流を通し てのイワナ保護啓発活動をする計画です。
4.飼育池修繕について
 ・取水口の補強…池の水が止まることがないように、取水口を補  強します。
 ・上池の修繕…上池の囲いパイプの組み替えなどの修繕を行い  ます。
 ・給餌システムの整備…各池に予備給餌機も取り付け、確実に   給餌できるようにする。
5.放流について
 今年は水温が低かったため、まだ稚魚が餌付いていないのです が、次の場所に放流する予定でいます。
 ・横瀬川(生川も含める)…成魚放流
 ・入川管理釣り場上流…稚魚放流
このような活動を通して、秩父イワナ保護活動を行っていく予定です。ご協力のほどよろしくお願いします。
 

源流調査について                   厚目 順

8/18(土)〜19(日)須崎会長、厚目の2名で荒川源流(真の沢)の調査を行いました。完全遡行の計画の為、下山口の山梨県側(西沢渓谷村営駐車場)に車を1台デポし、戻って川又より入山、柳小屋を経由して一気に千丈
の滝まで歩きました。滝上より調査を開始しゆっくりと釣り遡行しながら木賊沢出合近くにて幕営、心配した天候の崩れもなく快適な一夜を過すことができました。
 翌日は長丁場の為早立ちし、不動滝〜三宝沢〜駒鳥滝を越え『荒川源流点碑』に到着、甲武信小屋まで上がって休息後木賊山を経て戸渡尾根を下降し車に着いた時には2人共バテバテになってしまいました。
 今回は少しきつい日程だった為、釣りをする時間は余りありませんでしたが、源流部のイワナの生息状況と荒川本流の水源を確認することが出来、充実した調査となりました。
  
         
           長大な荒川の水源点碑

   
飼育池修復作業

昨年は池修復に多大な労力、費用を使うこととなりました。それは
1)飼育池の老朽化による水漏れ修復作業
2)台風9号の被害の修復
です。毎週作業ばかりしていた気がします。

1)の水漏れ対策としては、下の池は、ひび割れがひどかったため底面に砂利を入れ固め、全面に7センチほどの厚さにコンクリートを打ちました。
 中の池は、壊れていたブロックを取り除きコンクリートとし、底面にも4センチほどのコンクリートを打ちました。そして、2つの池の壁面には防水セメントを塗り仕上げました。セメントや砂利袋、合わせて400袋を運び、どうにか修復することができました。
2)では、取水口やパイプの修復をしました。パイプにも土砂が詰まり、大変な作業でした。
また、採卵予定の成魚250匹を埋めなければならなかったことは、非常に残念なことでした。
 現在は、さらによい飼育池となっています。


   底面を壊し、砂利をいれ固めています

      
       パイプを使って側面の枠を組みました
           
         修復した取水口
 

採卵について

11月4日、11月11日、2日間で採卵を行いました。4年魚20匹、2年魚100匹ほどからの採卵であったため、2万粒ほどしか採卵できませんでした。今回は麻酔をかけてから雌雄、また、採卵可能かどうかの判断をすることとしました。雄の場合は、紙コップに精子を採り、雌の場合は洗面器に卵を採るようにしました。このことにより、選別作業時間が短縮され、効率がよくなりました。
今期は水温が低いため、3月9日現在、まだ餌付いていないのですが元気に育っています。
  
          
             等張液を準備

    
            採卵に使うイワナ 
   

総会開催

2月24日(日)午後1時より、秩父の福祉女性会館にて総会が開催されました。参加者は17名と盛況でした。活発な議論が交わされ、保存会の今後について話し合いました。
 議事進行は須崎会長が行い、以下のような議題を討議しました。

1.事業報告:関口さんから平成19年度の活動内容報告
2.会計報告:吉瀬さんから後日郵送にて報告との案内
3.役員の承認:全員で検討し、それぞれ個別に決定
4.事業計画:関口さんから平成20年度の活動予定を報告
5.予算計画:須崎会長から説明
6.会則について:須崎会長から変更なしの説明
7.漁業組合への要望書について:須崎会長から詳しい説明

会議は4時半に終了し、大村さんの主催する懇親会が5時から「高砂ホルモン」で開催され、大勢の会員が参加し、交流を深めました。

 





    
             総会の様子
   
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