今後の活動について 須崎武男
1.秩父イワナ飼育について
昨年は、台風の被害により、採卵予定だった3年魚が全滅してし まいました。ですが、1年魚300匹、2年魚100匹ほどは残すこと ができました。今期はこのイワナから採卵できますので、10万粒 ぐらいは採卵できると思います。1年魚(現2年魚)は、できるだけ 大きくし、採卵に備えたいと思います。
2.秩父イワナ生息調査について
例年通り、監視活動も兼ねて、秩父イワナ生息調査を実施してい く予定です。今年は大洞川上流を尾根まで登る調査も実施したい と考えています。詳細は、ホームページやメールでお知らせする ことになります。
3.秩父イワナ保護啓発活動について
秩父漁業協同組合にイワナ保護についての要望や、放流を通し てのイワナ保護啓発活動をする計画です。
4.飼育池修繕について
・取水口の補強…池の水が止まることがないように、取水口を補 強します。
・上池の修繕…上池の囲いパイプの組み替えなどの修繕を行い ます。
・給餌システムの整備…各池に予備給餌機も取り付け、確実に 給餌できるようにする。
5.放流について
今年は水温が低かったため、まだ稚魚が餌付いていないのです が、次の場所に放流する予定でいます。
・横瀬川(生川も含める)…成魚放流
・入川管理釣り場上流…稚魚放流
このような活動を通して、秩父イワナ保護活動を行っていく予定です。ご協力のほどよろしくお願いします。
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源流調査について 厚目 順
8/18(土)〜19(日)須崎会長、厚目の2名で荒川源流(真の沢)の調査を行いました。完全遡行の計画の為、下山口の山梨県側(西沢渓谷村営駐車場)に車を1台デポし、戻って川又より入山、柳小屋を経由して一気に千丈の滝まで歩きました。滝上より調査を開始しゆっくりと釣り遡行しながら木賊沢出合近くにて幕営、心配した天候の崩れもなく快適な一夜を過すことができました。
翌日は長丁場の為早立ちし、不動滝〜三宝沢〜駒鳥滝を越え『荒川源流点碑』に到着、甲武信小屋まで上がって休息後木賊山を経て戸渡尾根を下降し車に着いた時には2人共バテバテになってしまいました。
今回は少しきつい日程だった為、釣りをする時間は余りありませんでしたが、源流部のイワナの生息状況と荒川本流の水源を確認することが出来、充実した調査となりました。
長大な荒川の水源点碑
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