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 検卵 (2002年12月8日)

 12月8日(日) 小雨、気温3℃、水温7℃。
 秩父イワナの卵が発眼卵になりました。未授精卵も目立っています。採卵作業のときに顕微鏡で精子の動きを確認しましたが、動きが弱く感じられたのが授精できなかった原因の一つとも考えられます。来年は授精率を上げる方法の見直しをする必要がありそうです。
 また、水性菌が発生して死卵も出ています。そのため検卵作業は忙しくなってきました。都合の付く方はご協力願います。

秩父イワナの卵

 左側2個は白っぽい輪が見えまが、これは未授精卵です。鬼太郎の父親の「目玉おやじ」に似ています。色合いも正常な卵に比べて黄色味がかり、少し濁って見えます。
 その右側4個は黒い点が見えます。これは目で、順調に成長している卵(発眼卵)です。暫くすると背骨が確認できるようになります。

検卵作業

 先端をリング状に加工した特製のピンセットで、死卵(白くなった卵や水性菌が付いた卵等)を取り除きます。寒い中で腰を曲げて行う作業はちょっと辛いです。交代して行えるように、多くの方に来ていただけると助かります。

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