朝晩は冷え込むようになり、ヤマメの採卵の時期になりました。
今日は今年初めての採卵予定日で、池に10時集合だというのに、そのころはもう下の池の清掃が始まっていました。みなさん気合いが入ってる!
下の池には秩父イワナの3年魚と4年魚、そして秩父ヤマメの2年魚がいます。
池の底に溜まった土砂やエサの食べ残しを、パイプで水と一緒に吸い出すと共に、分厚く溜まったところはスコップで掻き出しました。
池がすっきりしたところで魚を狭い範囲に集めて網ですくい、イワナは池に戻し、ヤマメはオス・メスに分けながら卵の成熟状態を確認しました。半分ほど確認しましたが、卵はまだ採卵できる状態にまではなっておらず、今日の採卵は諦めることになりました。
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参加者が選別に注目 |

ヤマメをオスとメスに選別 |
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採卵が延期になったことで時間に余裕ができ、秩父イワナの稚魚がいる上の池も清掃しました。稚魚は全て捕獲して外に出し、水を抜いて夏の汚れを取り除きました。 |

上の池も清掃 |
秩父イワナの稚魚(0年魚)は20cm〜12cmのサイズにまで成長していました。ヒレや腹に橙色が出ている個体と、出ていない個体が混ざっていました。橙色が出る条件は、大きくなるだけではないようです。下の写真では、同じ池に棲み、同じエサを食べているのに、小さい個体の方が橙色が出ていました。不思議です。
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体長19.5cm
橙色が出ていない |

体長13cm
ヒレや腹に橙色が出ている |
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