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 釣り大会開催 (1997年7月6日)

 荒川水系渓流保存会の釣り大会が7月6日(日)秩父市 生川の大堰堤のプールで行なわれた。釣り放題で参加費は1人 1,000円、午前10時の開催だ。

 9時、養魚場は準備する会員で大わらわだ。成魚池の採卵用の成魚を残して他、全ての山女魚を釣り大会用に放出する。今回放出したのは山女魚50キロ。

養魚池の山女魚を久保会長の指示で箱に入れる。

みんなで協力して、放流用に運ぶ。
 大量の水をビニール袋に入れ、それに山女魚を入れ箱に入れて運ぶ。わずかな距離だが魚が弱らないように急いで運ぶ。重いので大変だ。みんなでワイワイ言いながら大の男が軽トラの荷台に鈴なりになっていく姿は、まるで子供のお祭りのような光景だ。

 10時 新井さんと久保会長のあいさつで釣り大会が始まった。まず、子供達の為の山女魚つかみどり大会。広い瀬に山女魚を放流し、子供達が山女魚を手つかみする。ワァワァ、キャーキャーと大歓声が川原にひびき渡る。              
 1尾2尾とつかまえてくる嬉しそうな顔、顔、顔…。こうして川で遊ぶことが子供達にとっていかに大切なことかを改めて思い知らされる。この笑顔を見るとお父さん達は疲れも何のその。がんばってしまうのだよ。
 おおむね捕まえたころ、今度はいよいよ子供と奥さんの釣り大会が始まる。


川は遊び場。歓声が河原にこだまする。
 男達はそのサポートをする。とにかく子供と奥さん優先の大会なのだ。なかなか思うように釣れないので、つい自分で釣ってしまう会員もいるが、そのへんはご愛敬。
 釣れた山女魚に塩を振って焼いているのは久保会長。37°の猛暑の下で火の番はツライと思うが本人は「これがオレの仕事だい。」 と汗を流しながら楽しそう。次々に山女魚が焼けて、うまそうな匂いが谷間に広がっていく。

さあ、子供達の釣り大会の開催だ。

長い竿が重そう!魚がかかったらもう大変。
 子供と奥さん達がバーベキューに舌つづみを打つようになったら、男達の釣りが始まる。皆、真剣になり竿を持つ手に力が入る。次々と山女魚が釣り上げられ、夏の日射しに飛沫を輝かせる。私は子供達と上流の川原で水遊び。こう暑くては日陰の水遊びが一番。元気な子供と遊んでいるだけで充分だ。

 鰍がいる。白いの、茶色いの、見つけて子供達に教えるが、これは捕まらない。まるで忍者の様に消えてしまう。箱メガネがあれば面白かったのに…残念。

 こう暑くては、魚も釣りきられることはないだろう。ひと雨くれば増水して自然放流ということになる。年に一度の家族の為の釣り大会は、にぎやかに過ぎていく。日焼けした腕がヒリヒリする。次回はターフを用意した方が良いかも知れないと思いながら、水遊びを続けていた。

釣れた山女魚をその場でさばき、塩焼にする。

モツを食べながら炎天下で談笑。暑さも何のその。
 私は釣りをしないのでその分25cmくらいの山女魚を8尾ほど分けてもらい、安谷さんと二人で生川にそのまま放流した。山女魚は次々に細い流れの奥に消えて行く。いつの日か、こんな細い沢で釣り人を驚かせてくれるに違いない。

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