メニュー  トップページ l 活動報告のメニューへ戻る l   l <前へ l 次へ> l
 秩父イワナ稚魚の放流 (2003年4月20日)

 昨年に続き、2回目の秩父イワナ稚魚の放流を行いました。今年は秩父漁協との共同放流になりました。

 数日前まで25℃を越える暑い日が続き、飼育池から放流場所までの移動で稚魚にダメージを与えないかと心配されましたが、運良く(?)昨年と同じ雨天になり、気温も平年並みに戻ったので助かりました。

 放流場所は、昨年と同じ入川と中津川の本流ですが、それぞれ昨年より上流に放流しました。放流量は合計で約5000匹です。

 途中、大滝村の池に約500匹を渡してきました。
 昨年渡したイワナが元気に泳いでいました。そのサイズは、全てが20cmほどに揃っていて、エサの管理等が行き渡っていることが分かりました。今後大きな池ができれば、秩父イワナの多くが生息するこの大滝村で、飼育してもらえることが期待できそうです。

 (写真をクリックすると拡大写真になります。 ブラウザの「戻る」で戻って下さい)

 入川

入川観光釣場手前の林道では、ミツバツツジが満開で、たいへん美しい景色が見られました。
森林軌道付近には、まだ残雪が見られました。

入川は、雪解け水が入って、かなりの激流となっていました。
ふだんこれくらいの水が流れていれば、すごい川になるのですが・・・。

放流は、昨年(釣り堀の上流)より上流の4ヶ所で行いました。
入川組は吉瀬さん、大村さん、厚目さん、佐藤さん、阿部さん、関根さんの6名でした。
駐車場に戻ってきたのは、16時を回っていました。


放流する秩父イワナ稚魚

関根さんが作成したケースで撮影

昨年より上流に放流するのでザックの中に稚魚の入った容器(ブクブク)を入れて担ぐ人もいた。

雨の中、森林軌道を歩くこと数十分、斜面を慎重に降りて最初の放流地点に到着。

容器(ブクブク)から川の中へ
元気に泳いで行った。

雪解け水で増水した川は少し濁っていた。放流は流れの緩やかな場所を選んで行った。

カツラの巨木の前で記念写真を撮った。
 中津川

 こまどり荘からオートキャンプ場までの4ヶ所で行いました。中津川は川に沿って車道があるため、稚魚の搬送は楽でした。
こちらも水量が多くて流れがきつかったので、できるだけ緩やかな場所を探して放流しました。

メンバーは、新井博さん、水上さん、近藤さん、坂上さん、そして横手の5名でした。
終了は5時近くになってしまいました。


両岸は切り立った壁が続き、
そこにはツツジが満開でした

岩場の激しい流れ

河原の広い単調な流れ。
でも流れは速かった。

増水で流れが速く、最初の放流場所で
は緩やかな流れを探すのが大変でした

落ち葉があり理想の場所だと思ったが・・
左の写真のところでは放流してから気が付いたのですが、写真左下の落ち葉の中に10cm前後のヤマメが数匹ジッとしてました。上から覗いても逃げないので、放流魚かもしれません。イワナの稚魚がこのヤマメのエサにならないようにと願いながら、次へ向かいました。

最後の放流場所へ向かう

なかなか外に出てくれない稚魚もいて、何度も水を入れては流すように放流しました

放流を終えて記念撮影
 大滝村での放流作業は無事に終了しました。(但し、入川では、泳いだ方がいたとか いないとか??)
本流筋でも綺麗な魚体の在来イワナが定着し、観光客等に喜んでいただけると嬉しいのですが。
みなさん お疲れさまでした。


 稚魚放流は、後日、横瀬川でも実施します。

メニュー  トップページ l 活動報告のメニューへ戻る l   l <前へ l 次へ> l