メニュー  トップページ l 活動報告のメニューへ戻る l   l <前へ l 次へ> l
 秩父イワナの採卵(1回目) (2002年10月27日)

 秩父イワナの採卵を行いました。
今年は熊谷の水産支所から3名の方に来ていただき、いろいろご指導いただきました。ありがとうございました。いつもご支援いただいている覚知さんにも秩父イワナを見ていただくことができました。

 今日は天候に恵まれたので外での作業は助かりました。卵の成長も昨年に比べて進んでいたため、殆どのイワナから採卵することができました。およそ7万粒が採れたと思います。参加されたみなさん、お疲れさまでした。
 残りは来週の11月3日(日)に行います。会員の皆様、次回もご協力願います。

(写真をクリックすると拡大写真になります。 ブラウザの「戻る」で戻って下さい)

 
オス・メスを分けました。水は冷たく腰は痛くなり、一番大変な作業です。 オスから精子を採取します。容器の上には糞が混ざらないように網があります。 顕微鏡で精子の動き具合を確認しました。
精子の確認手順等をご指導いただきました。 メスから卵を絞り出します。容器には少量の等調液(食塩水)が入ってます。 1回に10匹から卵を採りました。そのため流れ作業で行いました。今年入会した人にも行ってもらいました。
大きな容器に等調液を入れ、一旦ここに集めます。潰れた卵や糞を取り除き、1回分(10匹)が終わるとその卵を集めます。 集めた卵は等調液がひたひたになる程度にします。 精子をかけます。
精子をかけた後、やさしく撹拌してから水を注ぎます。これで受精完了です。 水を入れ替え精子を流します。その後しばらく水に浸し、表面がサラサラして少し堅くなるのを待ちます。 12時をまわったので昼食にしました。昼食後、水産支所の方や初めての方がいらっしゃいましたので自己紹介を行いました。
みなさんカメラ目線でどうしたの?
アッ、私が自己紹介の番でしたか。
今日集まっていただいたみなさんです(1) 今日集まっていただいたみなさんです(2)
今日集まっていただいたみなさんです(3) 今日集まっていただいたみなさんです(4)
昼食後も採卵を続け、孵化盆に入れました。 作業小屋の入口近くに設置した孵化盆。4段に重なっています。この他、小屋の奥の水槽に5段分採れました。
下の池(親魚用)でオス・メスを分けた時に、残っていた秩父ヤマメを捕まえて生川に放流しました。体長は尺を軽くオーバーしている個体もいました。採卵が終わってから放流した場所を覗くと、そのヤマメが尾鰭で川底を掘る動作をしていました。よく見ると川底を掘る尺オーバーのヤマメの周りに、20cmにも満たない小さな魚が確認できました。もうペアリングができたのか?。ヤマメの産卵時期はイワナよりも早いので、池の中でじっと我慢していたのかも知れません。無事に産卵してほしいと願いました。

車に戻ると飼育池が上から覗けます(左写真)。八重桜は紅葉し、半分以上は散っていました。周囲の山はこれからが紅葉のシーズンです。

採卵作業を行っているころ、大滝では源流まつりが・・・

メニュー  トップページ l 活動報告のメニューへ戻る l   l <前へ l 次へ> l