気温が一気に下がり秋も深まった中、秩父Mahora稲穂山の施設にてイワナ勉強会を行いました。参加者は１１名で設楽会員のコーディネートにより東京海洋大学吉崎悟朗先生の『絶滅の瀬戸際の魚たちをバイオテクノロジーでまもる』と埼玉県水産研究所山口光太郎先生の『荒川流域に生息するチチブイワナの遺伝的多様性について』の２講演を頂きました。
吉崎先生の話は地球規模のスケールの大きい話で魚の代理出産や卵子精子の凍結保存等先端技術を学ぶ事ができました。山口先生には2022年の勉強会後に当会会員が採取協力した荒川水系各地に生息するイワナ検体のDNA解析の経過説明も織り交ぜた話を頂き、対面方式による寛いだ講演で各会員からは熱心な質問が出され有意義な研修になったと思います。吉崎先生、山口先生、遠路秩父の地迄お越しいただき有難うございました。

勉強会の後同じ会場で有志による懇親会を行いました。秩父在住の猟師Ｉ氏が自ら捕獲し調理した各種ジビエ料理を中心に会員各自が持ち寄った野菜や魚、果実酒等を飲食しつつ新会員との親睦を深める良い機会になったと思います。参加された皆さんお疲れ様でした。