梅雨明け直後の週末今年3回目の秩父イワナ調査を実施しました。場所は大洞川源流部、ここ数年毎年調査に入っている所です。定期的に調査する事でイワナの棲息状況を始め渓や山の様子を確認できるので、遠く厳しい所ですが可能な限り継続したいと思っています。今回は渇水気味で遡行は楽でしたが、数か所で昨年より淵が更に深くなっており、特に著名なゴルジュ出口の長淵の水深はつま先立ちで肩までありました。此処は増水時の通過は厳しそうです。逆に右壁の残置ロープは補修されていて楽に通過できました。初日は支谷、二日目は本流源流部を調査しましたが奥域でも水温は16℃ありイワナ達の機嫌は悪く、確認した魚も痩せているものが多く渇水に加えて降雨不足によるエサの流下不足が原因と思われます。いつものテン場は涼しく快適で我々にとってはどんな避暑地より寛げる場所です。焚火の傍らでの宴会もいつも通り豪華メニュー、狭い空一面に瞬く星を眺めつつ楽しい一夜を過ごしました。帰路は沢通しで下降しましたが例の淵はザックを浮き袋にして泳いで通過、夏ならではの方法です。長丁場なので最後はフラフラでしたが明るい内に車に戻る事が出来ました。参加された皆さんお疲れ様でした。