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2014 他県調査@ (2014年7月19〜21日)

7月の連休を利用して他県調査を行いました。当初は新潟方面を計画していましたが直近の天気予報で北の方が天候が悪そうだったので急遽場所を変更し南アルプス野呂川源流でヤマトイワナを探釣しました。現地にはヤマトイワナを保護する看板が設置され支流を種沢として禁漁にしたりキャッチ&リリース区間を設けてエサ釣りを禁止にしたりと様々なレギュレーションで保護に力を入れている様です。しかし結果は3人で源流を含む広範囲を2日間調査し相当数の個体を確認しましたが全てニッコウイワナでヤマトには1尾も出会えませんでした。率直な感想は生息環境が悪すぎるという事です。まず各支流ですが出合からすぐに堰堤が築かれ全てが魚道の無いものばかり、これではC&Rだろうと禁漁だろうと種沢としての意味がない。又、例え一般車を通行止にしても源流域迄伸びる林道の存在は放流を容易にするという事、さらに本流にも10基程の堰堤があり上下の交流を遮断している事。こういった環境を改善しない限りヤマトイワナの聖域復活は難しいと感じました。秩父のイワナ以上に厳しい状況と思います。
遠路参加いただいたみなさんお疲れ様でした。




野呂川の渓相 落差の無い流れが源流迄続く 


本流部を調査

 
 ヤマトイワナ保護の看板 (拡大画像有)

 

 
至る所に堰堤が作られている(これでは魚の交流が出来ない) 


 器量よしのイワナだがヤマトでは無い
(拡大画像有)
秩父のイワナに近いタイプ 
(拡大画像有)
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