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 2006年秩父イワナ採卵 (2006年11月5日)
 
 秋の好天の下、多数の会員の皆様に参加いただき今年も秩父イワナの採卵を行いました。4〜5年魚の雌イワナの状態は良好で無理なく採卵することができましたが、雄イワナの状態が既に最適期を過ぎてしまったらしく精子の確保に苦労しました。また、2年魚の雌は未だ成熟していないようで採卵はできませんでした。それでも試験場産、金山沢産合わせて約10万粒を採卵受精できました。新規入会の方にもお手伝いいただき、見学者も多数来られ盛況に終えることが出来ました。
 受精卵は約1ヶ月、発眼卵になるまでそっとして置きます。参加された皆さんお疲れ様でした。



初めに会長より本日の手順の説明があり
作業メモが配られました。



次にイワナの選別を行います。雄雌に分けてある程度の
数をまとめて作業すると効率的です。



親イワナに麻酔をかけた状態。魚が暴れるのを
防ぎ手早く作業する為です。



雌イワナから採卵しているところ。
卵は等調液の中に搾り出します。



採取しておいた精子をかけ受精させます。写真の状態
で手早く攪拌し真水につけると受精が始まります。



受精卵を孵化盆に移し手居るところ。
卵はここで発眼卵へ成長します。



沢・渓流界の重鎮高桑信一さんも池にいらっしゃいました。



作業途中、昼食を兼ねて休憩中の面々。
イワナのこと秩父の谷のこと等、話は尽きません。



作業を終えた受精卵は覆いをして発眼卵になるのを
待ちます。写真は4本ある筒型孵化槽。
 
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