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 2004年秩父イワナ採卵 (2004年11月07日)
今年も秩父イワナの採卵の季節がやって来ました。昨年と較べて1週間程遅くなりましたが、天候も穏やかで大勢の武甲山登山者が通り過ぎる中での作業となりました。時期がちょうど良かったらしく、雌の採卵は例年に無くスムースでおよそ10万粒の卵をとることができました。卵の状態もよく潰卵も殆どありませんでした。また今年は遮光により水温を2℃程下げることができたので、受精率の向上が期待されます。参加いただいた皆さんお疲れ様でした。

まず池の水を抜いて減らしイワナを生簀に集めます。
大きなイワナが暴れるため、ずぶ濡れになります

両神から駆けつけた中学生も大奮闘してくれました。将来が
楽しみです

受精に使う池生まれの雄3年魚

これは昨年末生まれた0年魚です。純粋な秩父イワナですが
幼魚の為橙点がはっきりしません。
 

作業開始前に会長から手順の説明を受けます

イワナに麻酔をかけ採卵、採精を行います

水に触れると卵、精子が活性化してすぐに死んでしまうため
麻酔をかけた魚の水分を良く拭き取ります。

雄の精子を採取しているところ

等調液の中に卵を絞ります

潰卵や不純物を取り除きます






写真準備中


精子をかけ受精させます


受精卵をしばらく流水にさらし安定させます

受精後、流水にさらして安定させた受精卵

受精卵を孵化盆に移します

孵化盆の卵を重ならないよう均一にします

卵重を計測し卵数を算出します。およそ10万粒採卵できました

プラスチックの角ザルを使ってみました

受精卵の接写
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