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 秩父在来イワナの危機的状況A <滝川の惨状> (2004年7月19日 記)
 前回も報告しましたが、滝川水系では他県産イワナの乱放流により交雑が進み、秩父イワナが激減しています。現状を把握する為、滝川本流を数回にわたり上流部まで釣査しました。その結果在来種は殆ど確認することができませんでした。特に深刻なのは10〜15cmの幼魚が全て異種だったことです(写真a参照)。これらが成長し産卵すれば滝川は完全な異種の谷になると思われます。

写真a 

写真b 
 
●写真a 滝川本流では上流域まで釣れる幼魚はこの様な魚ばかりである。腹の着色部位が短く色も濃
      橙色というより柿色をしている。斑点は白で良く見ると薄いエメラルドグリーンのものがある。こ
      のイワナは所謂C型に類似している。

●写真b 同じく滝川本流上流で釣れた成魚。交雑していると思われる。鰭の親骨の着色が無く体長の割
      りに着色斑点がが薄い。

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