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 秩父在来イワナの危機的状況 (2004年7月10日 記)
奥秩父の谷では滝川水系を中心に他県産イワナが密放流され、在来種との交雑がすすんでいます。ここではその現状の一部を報告します。


@荒川水系滝川支流曲沢釣査報告

曲沢で確認した他県産イワナ。橙点はなく体色も青白い

曲沢は源流までこの様なイワナが棲む

曲沢で世代交代したと思われる個体

最奥部で釣れた個体。在来種との交雑個体と思われる。



A赤平川支流尾ノ内沢釣査報告

この様なイワナが秩父の谷に棲む事実に驚愕する。

願わくばこのイワナが他河川に広がらないことを望む。




B入川支流赤沢 C滝川本流

入川支流赤沢、白泰沢〜樅沢間で確認した疑わしい個体

滝川本流ブドウ沢下で確認した他県産らしき個体。滝川では
広範囲にわたり交雑がすすんでいる。
 
もちろんこれらのイワナ達に罪はありません。人為的行為が問題なのです。しかしこれらの魚は在来種と交雑し秩父イワナを確実に犯して行くでしょう。これ以上他県産イワナの乱放流を防ぐため、引き続き生息調査を行い、また秩父の谷を訪れる人々にポスター等を通して呼び掛け、理解を求めて行こうと思います。                                
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